私たちが大切にしている子どもたちへの問いかけ

みなさんは、お子さんに将来の夢を聞くとき、どのような問いかけをしますか?

何になりたい?」とお答えになる方が多いです。

そうですね、小学校の卒業アルバムを見ても、

「お医者さんになりたい」
「プロサッカー選手になりたい」
「ケーキ屋さんになる」

と、なりたい職業を書いている、というより、書かさせれていたといってもいいのかもしれません。

子どもたちに憧れの職業をイメージしてもらうことは悪いとは思いません。
しかし、「その職業に就くこと」=「人生の目的」ではない。

「何になりたい」に加えて、他の問いかけも必要ではないかと考えています。

それは「どうなっていたらいい?」という問いかけです。

そして、「何になりたい?」の前に、「〇〇ちゃんの未来はどうなっていたらいい?」と問いかけをするのがいい。


「どうなっていたらいい?」は、自分の人生、宇宙、地球、世界、日本、地域、所属するコミュニティ、明日、今日、授業終わったら・・・、なんでもかまいません。

「どうなっていたらいい?」の問いかけに、子供たちは、感情、五感をフル活用して想像します。

自発的な動機(内的動機)づけ」された「羅針盤(ゴール)」に向かって進もうとします。自発的な動機に触発されて、たとえ失敗しても最後まで諦めない気持ちを持ち続けます。

大学生に「自分の人生どうなっていたらいい?」と問いかけると、

「むずい!(難しい)」、

今まで考えたことがないので、この反応にうなづくことができます。

しかし、問いかけ続けていると、大学に合格することが目的化していた学生の学びに対する考え方や行動が変わっていくのを目の当たりにしました。

子どもの時から「どうなっていたらいい?」が習慣化され、その想いが学びにつながっていくと、

私たちがイメージする「未来のイノベーター像」の3つのマインドセット2020年4月21日記事)が育まれていくと確信しています。

みなさまに「どうなっていたらいい?」と自らに問いかけ変化を感じてみることを提案します。

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