エコハウスをつくってプログラミング的思考を養う

 体験会「脱炭素、エコハウスをつくろう」に3組の兄妹、姉妹が参加してくれました。まずは、素敵な時間をシェアできたことに感謝です。

タイトルは、「エコハウスをつくってプログラミング的思考を養う」としましたが、微妙に違っています。

段ボールでエコハウスを作っている子どもたちを観察していると、
「プログラミング的思考を駆使して組み立てている!」、というのが本当のところです。

「屋根は、まだつけないの?」と問いかけると、
「家の床にじゅうたんを敷いてから。屋根をつけちゃうとできない!」、
「なるほど!」、ちゃんと手順を考えて組み立てています。

小学校1年の算数で「なかま分け」について学びます。
これも分類整理するというプログラミング的思考の1つです。
先日、アカデミーの文具類を1年生に整理してもらいました。「なかま分け」をしてきれいに棚に収納してくれます。
学校で学んだ知識(インプット)を使ってみる(アウトプット)という体験学習で子どもたちが学ぶ意義、目的を理解してくれるとうれしいです。

子どもたちのそれぞれの思いが込められたエコハウスが形になりました。

どれも素敵です。
「コロナ禍、風通しの家をつくりました。でも、途中からパン屋さんになってしまいました」、と話してくれます。
この家をみたある男の子が、パン屋さんを連想して、段ボールでパンをつくってプレゼントしていました。発想を広げていく子どもたちの姿を見ているだけで楽しいです。

「ぬいぐるみの家! 全部入れよう!」

真っ赤な屋根の家、「ちゃんと窓が開くよ」と得意げに見せてくれます(写真の笑顔をお見せできないのが残念)。

「わー、倒れる!」、
「強度が弱い、どうしたら強度を高められる?」、これを解決するためのアイデアを考えるのも体験学習の醍醐味です。

体験会の冒頭で、脱炭素に関する動画(ストップ!地球温暖化)をみました。

節電対策「こんなことできる」、「こんなことやろう」とご家庭でも会話に花を咲かせていただければうれしいです。

新たな出会いに感謝!最高の笑顔に出会いました。

 未来創造アカデミーの1日体験会で「カルタづくり」にチャレンジしました。

ワクワクしながら絵を描き、文字を書く楽しさ、文章で伝える楽しさを感じてもらえればうれしいです。

自分たちが作ったカルタで遊んで、最高の笑顔をみることができました。

カルタづくりを始めると、
「すごく楽しい!来てよかった」
とお兄ちゃん、

「それはよかった!ありがとう」と返すと、
「実は、僕も妹も来るのいやだったんだ」、

「そうだよね、初めてくるところは不安だよね。なにをさせられるか?ってね。でもよかった楽しくて。これからの時間も思いっきり楽しんでね」、と言葉のキャッチボールを楽しみました。

素敵な絵と文章をカルタにかいてくれました。
新1年生のお子さんも一生懸命になって、覚えたての字をカルタに書き入れていきます。
一生懸命に取り組んでいる子どもたちの姿に勇気づけられます。

3年生のお兄ちゃんが、年下の子たちをサポートしてくれたり、道具を率先して片づけてくれたり、リーダーシップを発揮しています。

すっかり打ち解けて笑顔いっぱいのコミュニティが出来上がりました。
子どもたちのお互いを受け容れる力はすごい。あっという間に仲良くなって遊び始めます。

掲載した写真に注目ください。
「次のカルタは絶対取るそー」と、スタンバイしている二人の様子、かわいいですね。
こころがほっくりと温まります。

子どもたちに勇気づけられた体験会でした。

2月27日(土)の体験会「エコハウスをつくろう」に兄妹で来てくれるとのこと、うれしい!
最高の笑顔にまたまた出会えることを楽しみにしています。

段ボールでマリオネットをつくろう!

「 アート×デザイン×算数(立体図形)」を取り入れたプロジェクト(2回シリーズ)をスタートしました。
チェコセンター東京が主催するコンテスト「段ボールでマリオネットをつくろう」にチャレンジします(チェコセンター東京のプロジェクト募集)。

今回、マリオネットの作り方を教えていただいたのは、チェコ・プラハを拠点に活動している人形作家・林由未さん、
2004年東京藝術大学大学院修了後、チェコに渡られ、2010チェコ国立芸術アカデミー人形劇学部舞台美術科大学院を修了。 現在は、プラハ在住の舞台人形美術家・造形作家としてチェコ・日本にとどまらず、アメリカ、ポーランドなど世界の劇場に活躍の場を広げているお方です。

林さんのグローバルな行動力に子どもたちが刺激を受けてくれたらうれしいなぁと企画しました。

「チェコはどこにある?」 子どもたちにパソコン・マップで調べてもらいました。
写真をみるだけでも素敵なところ、「行きたいな! 何年か後に、だれかジョリコーチといかない?」、「やだー」、ガク・・・。

マリオネットの制作にとりかかります。
「まずは紙に絵をかいてみよう」、と自ら考えて行動します。いいですね(微笑む)。

Tくんが寝そべって段ボールに下絵を描いています。みなさま「お行儀が悪い」なんて言わないでくださいね。

「段ボール、大きいので、机のうえでは書けない。床で作業していいですか?」
「いいよ! 一番ベストな方法を自分で探してやってみて」、アカデミーでは、自ら考え行動することを推奨しています。

Tくん、人形を持つ割り箸を取り付けて、「やったー、できた。木工ボンドが乾くまで待ちたいので、来週に続きをしよう!」、本日の作業を終えました。

Rくんは、お父様がお迎えにきても、制作を続けています。こだわりを持つことは大切です。
「こだわりマインドをずっと持ち続けてもらいたい」、そんな想いでこれからもサポートしていきたいと改めて思いました。

来週は、マリオネットを完成させて、2人でストーリーづくり(脚本)をして、ショート人形劇にチャレンジします。今から、楽しみ!

お金を増やすには?

どうして小学校で算数を勉強しているの?
学ぶ目的を知って、算数の楽しさを感じ、学ぶことが好きになってもらいたい。

生きていくうえでお金はいつもそばにいる存在、いい人生を送るためにお金と良好な関係を築いてもらいたい。

この2つの想いを統合した「算数を使いながらお金について学ぶ場」をリーコーチが企画しました。
DAY2では、「お金を使うだけでは、なくなってしまう。お金を増やすにはどうしたらいい?」について子供たちと一緒に学びました(2月15日DAY1の様子)。

「おこづかいをもらう」、おこづかい帳に書こう。
「このお菓子買う」、おこづかい帳に書こう。
「使ったらお金がなくなった。どうしよう?」
「お金を増やす(収入を得る)ためになにをする?」


子どもたちに選択してもらいました。
①アカデミーの役に立つことをして収入を得る
②買ったお菓子をだれかに買ってもらう
③サイコロの出た目でお金をもらう(出目✖10円)

「おこづかい帳、わからなくなった!」との声が聞こえます。
おこづかい帳の1行目だけを使って、お金が動いた都度、消したり書いたりを繰り返していた様子、前の残高を消してしまうといくら残っているのかわからなくなってしまった。
「1行ずつ書いていくと、余白がなくなってしまう」、
「そうか、紙の節約を考えてくれたんだね」、心遣いがうれしかったですが、
改めて、おこづかい帳の使い方を復習しました。

アカデミーを徹底的に整理整頓してくれた子、
ジョリコーチに肩たたきをしてくれた子、
「ありがとう!」、嬉しかったです。

誰かの役に立って収入を得ること、素敵です。

算数を使いながら、お金について学んでみる

 どうして小学校で算数を勉強しているの?
学ぶ目的を知って、算数の楽しさを感じ、学ぶことが好きになってもらいたい。

生きていくうえでお金はいつもそばにいる存在、いい人生を送るためにお金と良好な関係を築いてもらいたい。

この2つの想いを統合した「算数を使いながらお金について学ぶ場」をリーコーチが企画しました。とても素敵な学びの場となりました。

折り紙でお財布を作ることからスタート、色、形も三者三様、観ているだけでも楽しいです。

「お金ってなに?」とディスカッションした後、
日本経済新聞電子版「親子でまなぶ!お金の授業」に収録されている動画「お金の教室前編(金融庁)」でお金の歴史と種類について学びました。
「なるほど、お金がないときは、物々交換していたのか」

「今のお金ができる前に、お金の代わりをしていたものは、米、塩、貝、布のどれ?」
アカデミーの子どもたちは、自信を持って「米」と言ってましたが、「すべて」が正解、
「へー!」、でも「米」をお金がわりに使っていたこと知っていたことに驚きました。
そういえば、購入、買う、貨幣、財物、貸すなど「貝」がつくお金に関係する漢字、多いですね。「なるほど!」

子どもたちに、買い物の資金1,000円を渡し、ちゃんとあるか確認してもらいました。
同じ金種を集めて数え始めます。
これもプログラミング的思考、この思考力をすでに手に入れています。

「100円玉が、6枚全部でいくら?」
「50円玉は、6枚」
お金の単位に戸惑う子どももいましたが、繰り返し数えることで、じきに体得すると思います。次週も、お金の数えかたを復習したいと思います。

サイコロを振ってもらって出目大きい順から、アカデミーお菓子屋さん(店長:リーコーチ)で買い物をしてもらいました。「わー、それ欲しかったのに」なんて声が上がります。
買い物が終わった後、お小遣い帳に記帳します。

「2月8日 お小遣い 1,000円をもらう 収入 1,000円、残高 1,000円」
「2月8日 53円のお菓子を買う 支出 53円、残高の計算式は?」
「財布の中のお金は、残高どおりある? 確認してみよう!」

足し算、引き算を使って、お小遣い帳に書き入れていきます。
計算は得意でもそれをどうやって使えばいいか戸惑う子どもたち、でも体験を重ねていけば「あの頃の戸惑いはなんだった?」に確実に変化(=成長)していくと実感しました。

「算数きらい!」という子どももいます。
身近な生活から算数を使って、算数を学ぶ目的を知り、成功体験を積み上げて算数を学ぶ楽しさを感んじてくれればうれしい、その想いに近づくことができた、
そんな素敵な学な場でした。

思いが込められたアカデミーの家が完成しました

アカデミーの家が完成しました(ご参考:DAY4までの様子)。
みんなの思いが込められた家となりました。

Tくん:爽やかなお家
Kくん:ほっとするお家
Rくん:カラフルで明るい家
Rコーチ:あったかいお家

どれも素敵、笑顔の絶えない家になりそうです。

段ボールの組み立てをした役割分担で色づけも担当することになりました。 

子どもたちの作業の様子を見守っていると、進め方にもそれぞれに違いがあります。
こだわりつづける、新たなアイデアをみつける、次のステップ(プログラミング)に早く進みたい、それぞれの子どもと向き合いながら進めていく必要があります。
少人数だからこそ、やれるのかもしれません。

最後の仕上げは、節電対策を講じた照明設備の設置です。
ソーラーパネルを備えた家、
太陽光でつくった電気を蓄電して、室内を明るくする。
ボタンブロック(MESH)を1回押すと、点灯、2回押すと消灯というプログラムをRくんが担当してくれました。

人感ブロックと明るさブロックをつかって、玄関のライト(LED)の節電対策を講じます。
「暗いときに人を感じるとライトが点灯する。明るい時は点灯しない。これを実現するには?」
TくんとKくんは、「暗いとき」AND「人を感じたとき」のロジックを組むのに苦戦していましたが、ヒントを出したらできました。「やった!」
ひとつのプログラムを2人で担当してもらいましたが、「ぼくがやる」とパソコンを取り合うイザコザもありましたが、これも社会性を養う上でいい学びになるのではないかと思っています。

脱炭素を少しでも意識して生活できればとの想いで5日間のプロジェクトに臨みました。

しかし、先日、暖房をつけっぱなしで帰ってしまうという失敗をしてしまいました。
「がーん、電気の無駄使い、子どもたちに偉そうなこと言えない」
私のために、子どもたちが「温度・湿度ブロック」を使って、メールで警告してくれるシステムをつくってくれると嬉しいです。

脱炭素プロジェクト「エコハウス」完成目前!

 1月7日からスタートした「脱炭素プロジェクト エコハウス(節電対策)を作ろう」も本日2月1日が最終日、未来創造アカデミーの家を完成させて、子どもたちと最高の笑顔で「やった!完成した!」と達成感を味わいたい。

持続可能な開発目標・SDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」、アカデミーの子どもたちと暮らしのなかでどのようなことを気にかければいいのか、「電気」をターゲットに探ることにしたプロジェクト、私たちができることは小さなことかもしれませんが、塵も積もれば山となる。小学生の子どもたちと考えてみました。

第1回目は、LEDランタンを分解し、ランタンの構造を観察してみました。「あれ? LEDと白熱電球の中が違う!」、いいところに気づきました。白熱電球とLEDとの光る原理の違いを学びました(第1回目の様子)。

電気を作る仕組みを学んだ第2回目では、ソーラーカーを作って太陽光発電を身近に感じてみました。2011年3月11日の東日本大震災以降、火力発電に頼っている状況のもと、二酸化炭素排出量が増え続けているんですね。実験をして自分の目で確かめてみる。好奇心旺盛の子どもたちの目の輝きが素敵でした(第2回目の様子)。

プロジェクト3日目、いよいよ段ボールで「未来創造アカデミーの家」の製作です。紙リサイクルポスターに続いて2回目の3人の力を合わせた協働作業、どんな展開になるのか楽しみです。Kくんの「役割分担を決めて進める」という提案を機に動き出しました。みんなで力を合わせて出来上がったアカデミーの家、温もりがあります(第3回目の様子)。

1月28日のプロジェクト4日目は、ソニー社のMESHを使って、節電対策のアイデアを考えてみました。
子どもたちにチャレンジしてもらった3つのミッション(プログラミング)、
①MESH「スイッチブロック」を1回押すと「LEDブロック」が光る。でも、消えない!どうしたら消すことができる?
②「人感ブロック」で人を感知したらスイッチをオンにして、LEDランタンを点灯、人がいなくなったら消灯させる。
③「明るさブロック」が暗いと感じたらスイッチをオンにして、LEDランタンを点灯、明るさを感じたら消灯させる。

子どもたち、見事にミッションをクリアー、
話し合いの結果、アカデミーの家の玄関と部屋に照明を取り付けることなりました。節電対策に向けた作戦会議も完了!
最後に、「どんな家にしたい?」ということで、カラーデザインをしてみました。それぞれ違うのが楽しいです。
「ほっとするお家」、「さわやかなお家」、「色とりどりのお家」、「あたたかいお家」、どれも素敵です。

どのような家が完成するか、楽しみです。

「カルタ、なんとか作り上げた!」

 「カルタ、なんとか作り上げた!」が率直な感想です。
振り返りをしてみると、「なんとか・・・」、と感じるほど学びの場をつくっている私たちにとって学びの多かったプロジェクトでした。気づきをくれた子供たちに感謝です。

国語&アート・デザインの課題解決型学習「カルタ作り」に4日間チャレンジしました。

国語力=基礎力、
算数・理科をはじめすべての教科のレベルアップは欠くことができない大切な力です。
子供たちには良書と出会ってもらいたい。文章や言葉で伝える力は、生涯必要なリソースです。
「読み解く力、文章・言葉で伝える力」を育む目的で「カルタ作り」をテーマに選びました。


4日間のプロジェクトでは、私の感情曲線が乱高下状態、
しかし、この感情をしっかりと受け容れることで明るい未来につながるとのポジティブシンキングでしっかりと振り返りをしたいと思います。

2日目「つまらない」、「やりたくない」とそっぽを向く子供たち、
むっとした私、「では、やめよう。これからの時間、自由に使っていいよ」と言い放ってしまいました(保護者様、すみません)。
最初は「やった!」と喜んでいた子どもたちも「自由??・・・。」、なかなかやることが見つからなず呆然としていました。
「目的のない自由はしんどい」、目的をしっかりと持つことの大切さだと気づかされました。
そこで、子供たちの気持ちに変化が起きました。
「『ざんねんないきもの事典』から カルタに書くターゲットを見つけるのはどう?」と提案すると、
「やる!面白そう!」、「わ行」までなんとかたどり着くとができました(たどり着いた時の私の気持ち「ほっとの安堵感&子供たち、頑張った!嬉しい&子供たちを信じて諦めずやり抜いた自分も素敵!」)。

さらに学びの場を進化させるために、振り返り(現場検証)をします。
現場検証の方法として「問題解決型アプローチ」と「課題解決型アプローチ」があります。
前者は、問題(悪いところ、できなかったところ)を探して、その原因を取り除いて良くしていくというアプローチ、後者は、目的に向かってリソース(良いところ、できているところ)を増やしていくという方法です。
私たちたちは、普段、ダメ出しをされたり、自分のダメなところを見つけて直していく方法に慣れています。しかし、経営者、スポーツ選手、学生のメンタル・コーチングをしてきた経験から、この「問題解決型アプローチ」を好む人は一握り、多くの人が気分が落ち込んだり、プレッシャーを感じて勇気をくじかれてしまうと感じています。
一方、いいところを増やすという「課題解決型アプローチ」は、ポジティブに行動を起こすことができる方法として昨今、注目されています。人(好みの違い)によって、あるいは状況に応じて、アプローチ方法を使い分けて、改善に向けたアクションプランを探るのがいいのではないかと考えています。

余談はさておき、カルタ作りプロジェクトの振り返りをスケーリングを用いた課題解決型アプローチで検証して、次につなげていきたいと思います。
  1. 「目的・目標「子供たちが達成感から最高の笑顔でガッツポーズをする。読み解く力、絵や文章で伝える力がレベルアップしたと子どもも我々も実感する。」が達成できたら10点とすると、今回のプロジェクトの達成度は何点?」 →4点(主観的、直感で可)
  2. 「良かったところ(4点)は? 思いつくところを具体的に書き出してみて」
    ・「国語&アート・デザイン」の課題解決型学習にカルタ作りを取り上げたこと
    ・国語力の向上の原点に立ち戻り、本を活用することができた
    ・子どもたちが最後までやり遂げることを信じることができた
  3. 「10点満点にするためには、どんなことをしたらいい? 思いつくことを具体的に書き出してみて」
    ・子どもたちと目指すゴールを明確にイメージする
    ・プロジェクトの狙い・ゴールを羅針盤として、プロセス・デザインをする
    ・本の内容を深掘りして、読解力を養う時間を充実させる
    ・読解したことを文章にアウトプットする試みをする
  4. 「(いきなり10満点にすることはできないので、)1点あげるとするとなにをする? 3.で洗い出した中からまずは、最初に実行するとしたら?」
    ・プロジェクトの狙い・ゴールを明確にして、プロセス・デザインをする。これを実践したら、1点といわず、4点上がる。
  5. 実行&振り返り(現場検証)
2月から、新たな課題に子どもたちと取り組みます。
「プロジェクトの狙い・ゴールを明確にして、プロセス・デザインをする」を習慣化したいと思います。

私たち大人は、子どもたちに直してもらいたいところを指摘(ダメ出し)して、改善させるという方法をとることが多いですが、いいところを増やして成長を促す「課題解決型アプローチ」は、一歩を踏み出す勇気づけに有効だと考えています。
ご家庭でも、ぜひお試しください。

変化を感じる!仲間と力を合わせてのモノづくり

素晴らしいチームになってきました。
3人の子どもたちが、意見・アイデアを出し合いながら共同作業に取り組んでいる姿をみて、微笑んでいる自分がいます。

これは、12月2日のブログ(大失敗!でも気を取りなおして)のメッセージです。
『娘たちの小学校低学年の時の合唱祭を思い出して、
「全員が、それぞれ大声で叫んでいたものな― 3・4年生になると段違い、まさしく合唱になっている」
3人での協働作業にチャレンジ、どうなることやら、今から楽しみです。』
紙リサイクルポスターの協働作業を直前に控えた不安の気持ちが感じられます。

「脱炭素プロジェクト エコハウスを作ろう!(第1回目第2回目)」も3週目に入りました。
「未来創造アカデミーの家をつくろう!どうやって力を合わせてつろうか?」と、問いかけすると、
Kくんが間髪入れず「役割分担を決めて作ろう」と意見を出してくれました。
「Kくんの意見どう思う?」とTくんとRくんに確認すると、「そーしよう!」と受け入れの返答が返ってきます。
「どういう役割分担にする?」、「玄関、屋根、窓で分担しよう」とまとまりました。
Tくんが「みんなのやりたいところは?」と尋ねると「僕、どこでもいいよ」、「僕、屋根がやりたい」、「では、玄関」、「窓つくる」と決まりました。
役割分担でもめるかなと思っていましたが、「おっと、すんなり決まってしまった!」
もめた時の解決方法を学ぶのもありかなぁと思っていたので少々残念な気もしましたが、これはこれで良しです。

担当部分の絵を描いてイメージを膨らませてから、段ボールに突撃、作業が始まります。

Kくんが「玄関のドアができた。ノブを引くと入れるよ」、Tくんが入って自分が作った窓から顔を出してくれます。
TくんがKくんにアドバイス、「内側にもノブがあったほうがいいよ」、
「そうだね」とKくんが部品を調達して取付作業に入ります。


Rくんが「屋根がはみ出しているのでカットしたい」、Tくんがサポートしてくれます。

だんだんと形になってきます。

紙リサイクルポスター作りでは、コーチング・スタッフから、「役割分担をきめよう」、「はい、じゃんけん」など作業プロセスを提示しながら進めましたが、
今回は、スタッフはファシリテーター役に徹して、子どもたちが中心になって意見を出し合いながら作業を進めることができました。
大きな変化です。子どもたちがそれぞれリーダーシップを発揮している姿をみて、元気をもらいました。感謝です。

さて、次回は、省エネ対策を講じた照明をアカデミーの家に取り付けます。
「この家にどのような照明をつける?」
部屋を真っ暗にして、Rくんにアカデミーの家に帰ってきてもらうというショート演劇をしました。
「なにも見えない」、といって玄関に思いっきり体当たりするRくん、「面白い!でも、家が壊れる」ということで、玄関と部屋にライトを取り付けることになりました。

明るさ感知センサー、人感センサー、太陽光電池、LED、手回し発電、蓄電などを科学、技術等を活用・統合してどのような省エネ照明を考案してくれるか楽しみです。

#STEAM教育 #課題解決型学習 #体験学習 #脱炭素 #リーダーシップ教育

実験=どうなるか、実際やってみて自分の目で確かめる

未来創造アカデミーは好奇心に火がつく学び舎です。
自分で考えて予測したこと(仮説)が、どうなのか検証してみる。
実際にやってみて自分の目で確かめることができたら、仮説の正否に関わらず深い学びにつながると考えています。
課題解決型学習、体験学習には、”実験"を欠くことができません。

先週からスタートした「脱炭素プロジェクト エコハウスを設計して、作ってみよう(ご参考:1日目の様子)」では、電気使用量を減らすアイデアを考えて、成果物を作る(アウトプット)ことにチャレンジします。
脱炭素がなぜ必要なのかを理解しないと、アイデアを出す方向性を見失ってしまいます。
電気に関する基礎知識(インプット)がなければ、アイデアを生み出すこと(アウトプット)ができません。

ということで、プロジェクト2日目は、実験を交えながら、脱炭素、電気について探究してみました。

【プログラム1】そもそも”脱炭素"とはなに?
SDGs目標13で「気候変動に具体的な対策を」が掲げられています。
今回は、動画をみて学びました(SDGs目標13|気候変動ってなに?【アニメでわかるSDGs】 - YouTube)。

  • 地球温暖化
    このままの状態が続くと、2050年の平均気温が2度上昇する。単に暑いだけではなく、洪水の多発、食糧不足を引き起こしてしまう。
  • 温室効果ガス
    地球の温度を適切に保つ役目を担ってくれていた温室効果ガスが増えすぎて、地球の温暖化を招いてしまっている。地球温暖化をおさえるためには、二酸化炭素の削減が必要。温室効果ガスの代表は二酸化炭素でガスやガソリン、灯油などの燃料を燃やすと発生する。電気も燃料を燃やして発電しているから、電気を使っても二酸化炭素が発生してしまう。
  • クリーンエネルギー
    電気は、私たちの生活には欠くことができない。二酸化炭素を削減して電力を確保するためには太陽光発電、風力発電などのクリーンエネルギーのウエイトを上げる必要がある。
  • 私たちにできること
    まずは、不要な電気を消すなど簡単なことから始めよう。
アカデミーの子どもたちは、SDGsへの関心が強いです。
みんな食い入るように動画を視聴していました。日常生活のなかの「まずは簡単なことから始めよう」に関心をもって、行動してくれるとうれしいです。

【プログラム2】白熱電球、蛍光灯、LEDの発光原理と電気エネルギー(1日目の復習)
私たちの生活に身近な白熱電球、蛍光灯、LEDの発光原理を知ると、科学の進化を学ぶことができます。それぞれの発光原理の理解を深めるためにいい実験はないものか?
こんなことを思いついてやってみました。
「白熱電球(豆電球)にプラス、マイナスの電気を逆に流しても発光するか?LEDはどうか?」
「おー、豆電球は点灯した!」、「あれ? LEDは、プラスとマイナスを逆にすると光らない」、原理を知ると「がってん!」



【プロブラム3】発電の仕組みを知る
「コイルの中で磁石を回すと、コイルに電気がおこる。これが発電のしくみ。
実際の発電所では、蒸気や流れる水の力でタービン(羽根車)を回し、そこにつながれている発電機で電気が作られているんだ」、
「では、手回し発電機で豆電球を光らせてみよう」

「早く回すと明るくなる! ゆっくりだと、暗い!」、目を輝かせて試している子どもたちの姿をみて、「やってよかった」、安堵感に包まれホッとしました。感謝です。


【プログラム4】ソーラーカーを作って太陽光発電を身近に感じよう
”脱炭素”には、クリーンエネルギーの力が必要です。ソーラーパネルを屋根に設置した住宅を多く見かけるようになりました。
太陽光発電を身近に感じてもらいたく、子どもたちにソーラーカーづくりにチャレンジしてもらいました。「どっちに回すの?」と質問しながらドライバーで細かいねじで部品を固定しています。
人類進化の過程をみても、手、指先を使ったもの作りは脳の活性化、成長に役に立つことがわかります。

「できた!走るかなぁ?」、「うーん、動かない」、
17時を回っていたので、外は真っ暗、太陽の光を得ることができません。
そんなこともあろうかと、太陽光の代用ができる白熱電球を準備しておきました。
電気使用量が多い白熱電球をつかってクリーンエネルギーの実験をするのは本末転倒?
その点はお許しいただき、自分の作ったソーラーカーを動かしてみました。

アイデアを生み出すためには(アウトプット)、電気に関する基礎知識(インプット)が必要です。その基礎知識を使って、さらに点と点の知識をつなぎあわせて最終成果物の"エコハウス"を作りあげる。試行錯誤して完成させたときの、達成感、楽しさを味わってもらいたい。これが、主体的に学ぶ原動力になると信じています。
さて、次週以降、どのようなプロセスで学びの場をつくろうか?
楽しんでデザインしたいと思います。

脱炭素プロジェクトをスタートしました

持続可能な開発目標・SDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」、
このままいくと早ければ2030年にも、地球の平均気温は臨界点に達するといわれています。それを超えていくと、温暖化を加速させる現象が連鎖し暴走を始める可能性が明らかになってきました。
その時、私たちの暮らしはどうなるのでしょうか?
どうすれば破局を回避できるのでしょうか?(NHK 2030未来の分岐点より

アカデミーの子どもたちと、暮らしのなかでどのようなことを気にかければいいのか、「電気」をターゲットに探ることとしました。私たちができることは、小さなことかもしれませんが、塵も積もれば山となる。小学生の子どもたちと考えてみることにしました。

題して「脱炭素プロジェクト エコハウスを設計して、作ってみよう!」
子どもたちの力を結集してモノづくりをするプロジェクト、
リーダーに2年生のTくんにお願いすることにしました。
リーダーの役目は「チームメンバーのアイデアを引き出すこと」、これだけをTくんリーダーにお願いしました。


「いいものができる!」と心強い言葉がTくんリーダーの口から出ました。
「頼もしい!」

1か月間のプロジェクト、実験を通じて電気について学び、点と点の知識をつないでアイデアを出してもらいたい。
1回目は、白熱電球 VS LEDはどちらがエコ?
LEDランタンを分解して、電球とLEDの構造の違いを観察してみました。
子どもたちはドライバーでねじを外すのに苦戦、最初は「むずい!」と言っていましたが、しばらくするとコツを得て上手になります。体験から学ぶです。
「豆電球と違う! 豆電球が光る線(フィラメント)がLEDにない」、自分の目で確認できてよかったです。
「ところで、豆電球とLEDはどちらが電気をつかう?」、
豆電球に1人、LEDに2人の手があがりました、「おっと!」
実は、LEDランタンに3本の電池が使われていましたが、今回、1本の電池で豆電球を点灯させたので、電池の本数に引っ張られたようです。
豆電球とLEDの光る原理を確認したあと、再度問いかけてみたら、全員「LED!」と答えていました。内心、ほっとしましたが、次回に実験動画で復習したいと思っています。
さて、今回のプロジェクトでは、ソニー社プログラミング教材のMESH(ソニー社HP MESHとは)を使って、エコ照明のアイデアを探求します。

「できた!」、あっという間にプログラムを組んで、試していました。
「この人感センサーブロックを使って、節電に役立つアイデアはある?」と問いかけたところ、「人が来たら電気をつける」と、ぼそっとつぶやく子どもがいました。
「いいアイデアだね!」、みんなのアイデアを結集して、どんなエコ対策を実現するか楽しみです。

冒頭にご紹介した「2030未来の分岐点」が1月9日(土)に放映されました。
子どもたちに明るい未来を迎えてもらいたい、子どもたちに明るい未来を築いてもらいたい、そのために、私たち大人が真剣に考え、行動していかなくてはならないと、改めて感じさせられた番組でした。

遊びで科学するこころを養う

2021年1月4日、 正月イベント「遊びで科学するこころを養う」を開催、
今年も未来創造アカデミーがワクワク始まりました。


「科学するこころ」とは? 
① 興味・関心、経験からの発見:「あれー!」、「なんだろう?」
② 模倣、先行体験と結び付けての比較:「・・と同じ」、「・・みたい」
③ 疑問:「なぜだろう?」、「どうして」、「不思議」
④ 予測、創造する:「・・かもしれない」、「こうしたらどうかな?」
⑤ 自分のイメージに近づけようと試し・工夫:「・・してみよう」、「・・してみたら」
⑥ 疑問への説明、納得、満足:「おっ!こうなんだ」、「~だから」、「~なんだ」

ソニー社で「遊びの中に広がる科学する心」に着目しています(ソニー支援プログラム)。
私たちが育みたいイノベーターのマインドセット、
「好奇心旺盛な探求心」、「点と点の知識をつないで新たな価値を生み出す思考力」、「失敗を恐れずチャレンジするマインド」を分解した内容で、目指す方向にブレがないと勇気づけられます。
イベントでは、こんなことにチャレンジしました。
①世界の「こんにちは」で地球バルーンを飾ろう

世界に関心を持って身近に感じてくれるとうれしい、
という想いで企画しました。
英語:ハロー(Hello)
日本語:こんにちは
中国語:ニイハオ(你好)
韓国語:アニョンハセヨ(안녕하세요)
ドイツ語:グーテン・ターク(Guten tag)
・・・、16言語の「こんにちは」を「2021」のプレートに書き込んでくれました。

アカデミーの空間に浮かぶ地球儀バルーン、なかかなか素敵です。
他の言語がまだまだあります。機会をみて、書き入れてもらおうと考えています。

②ロケットエンジンを応用して車を動かさそう
はやぶさ2のカプセル帰還を機に、アカデミーの子どもたちと宇宙探索をしていますが、イベントでは、はやぶさ2の打ち上げの動画(はやぶさ2打ち上げクイックビュー)を観ました。みんな、食い入るようにみています。

「ロケットは、どうやって打ちあがる?」
「ロケットから噴き出た火が地面にあたって上に飛ぶ」・・・、などなど答えてくれます。
「実は、ここにある風船が飛ぶ原理と同じなんだ」、


「へー、そーなんだー!」と、科学する心に響いたようです。

バルーンカーの組み立てにチャレンジ!
しかし、いい感じに動く車を作ったのはコーチングスタッフのお子さん(6年生)。
みんなは、足回りの製作に苦戦していました。
そういえば、Kくんのおとうさま、お仕事で自動車の足回りを設計されているとのこと、今度、子どもたちに足回りの重要性を語ってもらおうと思いを馳せている自分がいます。
子どもたちには、失敗から学んでもらえればうれしい。


③サステナブル・ゲームにチャレンジ

小学生が作った『社会の問題を知り、解決するアイデアを楽しく発想できる』カードゲーム、6年生のお兄さんがリーダーになって始めてくれました。
風船遊びに集中して、ゲームに参加しない子どもがいましたが、アカデミーでは強制しません。
「SDGsの本、貸して」と社会の問題に関心をもっている子どもなので、このカードゲームに関心を示す時がくることでしょう。それまで待つのもいいかと思っています。

2021年版 「思うは招く」

2021年はどうなっていたらいい? どんな1年になったらいい?
アカデミーの子どもたち、そして、今後ご縁のある中学生、高校生、大学生のみんなが、
好奇心に火がつき目を輝かせている。失敗をおそれずチャレンジしている。新たな価値を創造した達成感から飛び上がって喜んでいる。その時の笑顔がまぶしい。

そんな場面に立ち会って、ほっくりした気持ちで最高の笑顔で見守っている自分がいる。
これが、2021年の思いです。

「日本を世界No.1の笑顔大国にしたい」との思いで生涯、活動していきたいと考えています。

以前、ボランティアでミニバスケットボール(小学生)のコーチをしていたあるチームでの体験がきっかけです。
「頭悪いんじゃない」、「ばかやろう」、怒鳴り散らす監督、子どもたちから笑顔が消える。監督の顔色をみてプレーする。
楽しいはずの試合にも行きたがらない。ミスをすると怒鳴られる、ミスを恐れて体ががちがち、イージーなレイアップシュートを外す。試合に勝てない。
監督としては、チームのために良かれと思って指導していたのでしょうが、負のスパイラルに陥る。チームに笑顔が消えて、灰色な空気感がただよう空間では、パフォーマンスがおちてしまう。
バスケットボールが大好き。うまくために一生懸命に練習する。練習の成果が実感したときの喜び。強い相手にも闘志むき出しで挑む。そんなときにこぼれる笑顔が大切だと実感させられた貴重な体験でした。

「日本を世界No.1の笑顔大国にしたい」なんて「青臭い!」、「無理じゃない?」

好奇心に火がつき目を輝かせている。失敗をおそれずチャレンジしている。新たな価値を創造した達成感から飛び上がって喜んでいる。そんな人と関わりをもった人たちも笑顔になる。また、その人たちと関わった人も・・・、と笑顔の連鎖が広がっていく。
そんなことを想像してワクワクしている自分がいます。
2021年もその通過点、実現に向けて全力で学びの場を創造していきたいと考えています。

「思うは招く」です。

2020年版「思うは招く」

 「2020年12月大晦日は、子どもたちと縁が結ばれ笑顔で迎える!」、
これは「2020年はどうなっていたらいい?」という問いかけに昨年思い描いた「自分のありたい姿(ゴール)」です。

「思うは招く」、未来創造アカデミーの子どもたちと出会い、子どもたちの笑顔をみて最高の笑顔になっている自分が今、ここにいます。

日本の教育には「高大接続」のみならず「小中高大接続」が必要ではないかとの想いから、「実行するなら今」と昨年10月末、学長(高知工科大学)に大学を離れることを申し出ました。

でっぱりを見つけると目を輝かせてほふく前進していた幼少期、高等教育時期になると「学習意欲が減退する」、なぜ?

好奇心旺盛、学ぶことが大好き、
点と点の知識をつなげて新たな価値を創造する思考力、
失敗から学び、失敗を恐れずとチャレンジする、

そんなマインドセットをもった未来のイノベーターと出会いたい。

「でもそんなことが実現できるの?」、すごく不安でした。

しかし、ゴールの自分の姿(羅針盤)を臨場感味わって明確にしていくと、そこに向かって歩みだす自分がいます。
感情、感覚を五感で味わってゴールの姿を描くと、多少の難局(コロナ禍は少々ではなかったですが)が訪れても、その感覚を思い出し気持ちを切り替えて前進する自分がいます。
ゴールに向かって前進あるのみ、行動しない限り、何も変化が起こりません。

「思うは招く」です。

アカデミーを共に運営してくれる仲間 「広樹コーチ」と「りーコーチ」との出会いがなければ、実現できなかった! このご縁に感謝です。

12月24日は2020年最後のアカデミー、子どもたちの挑戦する姿をみて「寒さが吹き飛ぶ」くらい、心がほっくりしました。


アカデミーの子どもたち、保護者のみなさまからいただいたご縁に感謝です。
これから、2021年のゴールも描いてみます。
「思うは招く」です。

<追伸>
2021年1月7日からスタートする課題解決型学習「【イベント&理科&プログラミング】脱炭素社会!節電対策を考える(仮称)」の予告編として、MESH(ソニー)を使ったプログラミングをやってみました。
「食いつき悪かった!」、でもめげません。
「プロジェクト終了後、子どもたちがどうなっていたらいいか?」を想像してゴールを描きました。
「思いは招く」です。
子どもたちも「あっ」と驚く壮大なプロジェクトが降臨、今からワクワクしている自分がいます。お楽しみに

みなさま、良いお年をお迎えください。

Merry Christmas!最高の笑顔に出会う

Merry Christmas! 

2020年12月21日、アカデミーの子どもたち全員が集まる最終日、クリスマス・イベントを行いました。



<イベント・メニュー>
  • みんなで力をあわせてクリスマス・ツリーを飾り付けしよう
  • ロケット(紙コップ2個、輪ゴム2個、紙)をつくって”はやぶさ3"を宇宙に届けよう
  • 大切な人にクリスマスカード(紙リサイクル 牛乳パック→カード)にメッセージをかこう
何かに挑戦しているとき、成果物を作り上げたとき、遊びを考案して夢中になって遊んでいるときの子どもたちの笑顔は最高です!
下手な文章は必要ない、次のアルバムで子どもたちの笑顔を感じてください。



クリスマスイベントの締めくくりとして「大切な人にクリスマスカード(紙リサイクル 牛乳パック→カード)にメッセージをかこう」を企画していたのですが、
残念ながら、ロケット打ち上げ&飛ばしっこで時間切れとなってしまいました。

この数カ月、子どもたちと過ごしてきましたが、
おとうさん、おかあさん、家族のことをすごく大切に思っているなぁと感じました。

「役に立つロボットをつくるなら?」
「パパ、ママ、おねえちゃんに役に立つロボットをつくる」

今回は、子どもたちからのメッセージをご家庭にお届けすることができませんでしたが、
お父さま、お母さまがお子さまにポジションチェンジして、
お子さまの気持ちに共感し、
お子さまのメッセージを想像して、

心をほっくりさせてみるのはいかがでしょうか。

寒い日が続いています。ぜひ、お試しあれ!

あきらめてはだめ、感動を届けることができた!

 ご近所の保育園の子どもたちに心に残るクリスマスプレゼントができないか、

1月からスタートするプロジェクト「脱炭素社会を目指せ 電気節電のアイデアを考える」に備えた学びのアイデアはないか、

と思いを巡らせていました。

実は、
12月10日、17日、24日の「理科&プログラミング」課題解決型学習で、電気ランタンを分解して、電球が光る理由を探ろうと計画していたのですが、

紙リサイクルポスター完成が10日にずれ込んでしまいました。

「アカデミーのクリスマスツリーも子どもたちに電飾してもらいたい、1月からのプロジェクトに向けて、電気、電球について関心を持ってもらいたい・・・、

でも、17日はスポットでなにする?」、

当日朝のニュース番組で「おしゃれなクリスマスカード特集」で素敵なクリスマスカードが目に飛び込みました!

ダメ元で、お店に立ち寄ってみると、
「あった! アカデミーの子どもたちに組み立ててもらって、保育園にプレゼントしよう。光るカードで電球の学びにつながる」、冒頭の2つの課題がつながりました。
学びの場のストーリーが頭の中を駆け巡ります。
にやけて妄想している私をみた人は、おそらく「きもい」と思ったことでしょう。

それはさておき、
クリスマスカードを組み立ててボタンを押すと、汽車のライトが点滅し、「シュッポポ」と音が流れ、最後にサンタクロースが「メリークリスマス!」と言ってくれます。

「どんな仕組みになっているの?」、好奇心にかられ、のぞみ込む子どもたちの姿は素敵です。
保育園に届けにいくと、すごく喜んでくれました。
園長さんの行動が素早い!
「子どもたちの笑顔が素敵です。写真をみてください」と届けてくれました。保育園の子どもたちの笑顔をこのブログでお見せできないのは、残念!

「汽車のライトが光る→なぜ電球は光る」、理科の学びにつながりました。
「電球はなぜ光るのかパソコンで調べて、あまり理解していないジョリコーチに教えて」と子どもたちに調べてもらいました。

エジソンが日本で電球の光る素材を見つけた!
と、好奇心が広がります。
その素材を使って、電気を流すと光る実験もできそうです。いつか企画しますので、楽しみしていてください。

課題解決型学習は、当初の予定どおり進まないことが起こります。
それを想定して、アイデアのバックアップを引き出しにしまっておく必要があると、改めて感じさせられました。
それにしても、最後まで諦めず思いを巡らせてよかった! 

子どもたちそれぞれの個性、潜在能力+仲間からの刺激=創発的成長

 動力を使って押すロボットを組み立てて、プログラムで動かしてみよう!

にチャレンジしました。

レゴのパーツをどのように使えば押す力を実現できるのか?
今後、ロボット創作をする際のノウハウを蓄積しておく、そのような目的で学びの場をつくりました。
前回の「つかむロボット」に続く第2弾です。

設計図を見ながら、組み立てていきます。
組み立てる方法も子どもによって、違います。
・設計図をひとつひとつ確認にながら組み立てる
・全体図をみて、自分で組み立てはじめる。うまくいかないと、設計図をみて確認する

どちらのアプローチもOKです。アカデミーでは、このような方法でやりなさい!と指示はしません。いろいろな体験の学びから、子どもたちが自ら最良の方法を見つけられるよう、サポートします。

「できた!」、と子どもたちから声があがります。
次は、プログラムを組んでロボットに押す動作を指令します。
プログラミングを学びの機会をつくる目的は、「プログラミング的思考(関連記事)」を養うことです。

しかし、現時点では、直感的にグロック(プログラムコード)をつないで、ロボットの動作確認をしながら、プログラムを組み立てています。

でも、OKです。最初の段階では、プログラムを組むとどうなるかを知るだけも次の学びの場に繋がります。

子どもたちのプログラムで、ロボットのアームが前後に動きます。

「もっと、面白いことができないか?」、
ジョリコーチの遊び心に火がついてしまいました。

「押し相撲大会をしよう!」、
プログラムで、動力の速さや前後の秒数を各自で設定できます。
どうすれば、相手を後ずさりさせることができるか、「やった、勝った!」
歓声があがります。

負けた子どもは、動きのタイミングや動きの幅を変えてリベンジします。

「おっと、すごいロボットが登場した!」、びっくりしました。

ある子どもが、アームに長い手を取りつけて勝負に臨み、「見事、完勝!」

他の子どもたちもこのアイデアに感嘆、
「僕もやる」、

子どもたちのロボットは、設計図のロボットから、子どもたちの創造力で見事に進化しました。

子どもたちの創造力と仲間のアイデアを受け容れて、さらに進化させようとチャレンジする姿をみて、竹コーチと微笑んでしまいました。



子どもたちのそれぞれの個性、潜在能力を肯定する、仲間からの刺激を受けて創発的な成長を実現する、課題解決型学習の醍醐味を実感した学びの場でした。

#たまプラーザ #学童保育型学習塾 #国語 #算数 #小学生 #プログラミング
#STEM教育 #課題解決型学習 #PBL #社会性と感情の学習 #SEL #放課後
#学力向上 #未来創造アカデミー #体験学習 #直感力 #プログラミング思考


まだまだ、だなぁ

「子どもの気持ちに共感できなかった・・・。まだまだ、だなぁ」と感じさせられることがありました。

紙リサイクルコンテストのポスターづくりの振り返りをしました(参考記事:ポスターづくりをやり切った感動)。
完成させてから、4日も経っているので「気持ちの鮮度がおちている?」、その時の気持ちを文章に綴ることができるか不安も感じていましたが、文章力を育みたいという想いから計画通りに行うことにしました。

「ポスターづくりをやってみてどうだった?」と、問いかけしました。

子どもたちが話してくれたことをホワイトボードに書き留めます。

「楽しかった」、

「どういうところが、楽しかった?」と掘り下げていきます。


「色を塗るのが、楽しかった」、「(古紙の)かたちを書くのが、楽しかった」。

「他には?」と問いかけをすると、

「メッセージを考えるのが難しかった」などマイナス感情のコメントが多く出されます。
その場面では、「うーん、残念」と思いましたが、このブログを書きながら振り返ってみると、

「子どもたちは、困難を乗り切ってポスターを完成させた。途中、投げ出さずにやり遂げた姿に感動した」、と勇気づけのメッセージを伝えればよかった!

まだまだです。

Rくんから、ちょっと違うマイナス感情が出てきました。

「絵が描けなかった。ぼくも描きたかった」、不完全燃焼、モヤモヤした気持ちです。

「わー、こんな気持ちになっていたのか、気づかなかった」、

コーチの役割は、子どもたちが見ていること、感じていることをヨコの関係で一緒に味わい共感し、対話を通じて自ら気づき行動するようにサポートすること。

「みんなと力を合わせて完成したとき、どのような気持ちになっていたらいい?どんな感覚にになっていたらいい?」、
「これを実現するためにどうしたらいい?なにをする?」などなど、
対話を通じて子ども自ら目的を発見し、その目的に向かって行動する場面に立ち会うことができれば最高、コーチ冥利に尽きます。

うーん、まだまだ、だなぁ。

でも、これに気づくアカデミーのコーチングスタッフ、素敵です(ちょっと自画自賛?)。

これからもアカデミーは進化し続けます。

#たまプラーザ #学童保育型学習塾 #国語 #算数 #小学生 #プログラミング
#STEM教育 #課題解決型学習 #PBL #社会性と感情の学習 #SEL #放課後
#学力向上 #未来創造アカデミー #紙リサイクルコンテスト #体験学習 #コーチング

子どもたちから感動をもらいました!

 アカデミーを開校してよかった!
アカデミーの子どもたちと出会えてよかった!
この感動を味わうと「もうやめれませ~ん」

12月11日の応募〆切が迫っている「全国小中学生”紙リサイクル"コンテスト2020」、
11月20日からスタートしたアカデミーのプロジェクト(参考:11月20日の様子)もいよいよ最終回、子どもたちは最後までやりぬくかドキドキです。

最初に子どもたちに吹っ掛けました。
「みんなのポスターを見た人がどうなったらいい?」

「おー、と感動してくれるといい」

「みんなが作ってくれているこのポスター、見てどう感じる?」

「おーーーとならない」、「どうしたら、おーーーーー!となる?」

「字が見えない」、「その建物、紙リサイクル工場だとわからない」、「色塗ができていまい」、「全体のメッセージを大きな字で書く」・・・、とそれぞれ口にしてくれます。

それぞれが役割分担して作業を進めます。
さて、いよいよ大詰め、「全体のメッセージをみんなで決めて、ポスターに書き込もう!」

子どもたちから出されたメッセージから投票した結果、「ぼくたちをもやさないで!」に決定!

「でも、誰が書く? 乱暴で読めない字だとポスターを見た人はどうなる?」

「ひく」、
「そうだね、では、だれに任せるか、競争しよう!」といって、書いてもらいました。

「びっくり!普段の乱暴な字が、みんな丁寧」、「ちゃんと書けるもん」とみんな得意げな表情を見せます。

「では、みんなで分担して書こう。全部で何文字?」、「12文字」、
「3人で分けるとしたら、ひとりなん文字?」、と算数の問いかけを交えて、ひとり3文字ずつ書くことになりました。

「ところで、何色で書くと目につく?」、

「オレンジ」、「青」、「黄色」・・・、子どもたちから出されます。
大学生も間違えていたので、実験することにしました。
オレンジ、黄色は目立ちそうに思うのですが、遠くから見ると見えないことが分かります。
体験からの学びです。

完成しました。絵が飛び出すポスター、開いてみると感動して、目頭が熱くなりました。

見てください。これ以上のコメントは不要ですね。


おっと、いけない。お伝えしておかなくてはならないことがありました。
このポスター応募後の著作権の帰属は、コンテスト主催者の公益財団法人古紙再生促進センターとなります。複写、転載はご遠慮ください。

#たまプラーザ #学童保育型学習塾 #国語 #算数 #小学生 #プログラミング
#STEM教育 #課題解決型学習 #PBL #社会性と感情の学習 #SEL #放課後
#学力向上 #未来創造アカデミー #紙リサイクルコンテスト #体験学習

土に触れると心が癒される!

 アカデミーの畑に、

厳冬野菜(ホウレンソウ(オシリス)、みなとべかな、 リーフレタス(レッドファイヤー)、 ダイコン(三太郎)、紅ダイコン)の種まきと、大根、茎ブロッコリーの収穫にいきました。

「まずは、畑で厳冬野菜の種をまこう」

小さな種を子どもたちに数えてもらって、準備をします。
「1穴3粒、5穴に必要な種は何個?」、算数の学びも織り交ぜながら、準備を進めます。

「へー、ほうれん草の種、青い! 初めて知った」、
りーコーチが、驚きの声を上げると、
子どもたちも「どれ?」とのぞき込みます。

ひと穴、3粒の種を1㎝ほどの深さに置いて土をかぶせます。細かい作業なので集中力が必要、ガンバです!

大根を収穫、子どもたちの笑顔、お見せできないのは残念、満面の笑顔を想像してください。
「収穫した大根、少し短くない!?どうしてだろう?」と問いかけすると、
「土が固くて下に伸びなかった」と答えてくれた子どもがいました。
「どき!ジョリコーチの土の耕し方が浅かった。スコップを使って、もっと深く耕さなくてはね。これも、失敗からの学び(苦笑い)」
問いかけをすることで、子どもたちの探求心が広がります。
子どもたちと会話するのが、楽しい!

茎ブロッコリーの収穫、ちょっと花が咲いている、「固くなっている?」

収穫をしてれたお母さん「とても柔らかい!」、良かったです。

今日は、大根8本、茎ブロッコリーと大地からの恵みをいただきました。



子どもたちが、大根をきれいに洗ってくれました。

いい思い出になってくれると嬉しいです。








アメリカ コロラド大学の研究で、土に触れると癒やされるということが科学的に実証されたそうです。
「土に触ると癒される」を実感した出来事がありました。
畑に到着した際に、子ども同士のいざこざがあったようです。
でも気を取りなおして、土いじりの開始、子どもたちに笑顔が見られます。
最後の仕事、子どもたちにじょうろで水まきをしてもらいましたが、水の重さで土の上を引きずり、じょうろが土で汚れてしまいました。
いざこざのあった二人が、力を合わせてじょうろをきれいにしてくれています。
そのあとも、「道具置き場を観察しにいこう!」と行動をともにしています。

二人の微笑ましい姿をみて、
「これも土いじりのおかげ!?」




コロラド大学の研究結果は、「土壌に生息する細菌に、抗炎症や免疫調節、ストレス耐性などの性質がある」ということです。
私たちは、都市部で暮らしています。確かに生活はより便利になりましたが、同時にわれわれの健康に貢献してくれる微生物との接触からも遠ざかっているのかもしれません。

「畑作業のときは、手袋を持参ください」と伝えしていましたが、アカデミーの畑は、化学肥料は使わず、有機栽培、
素手で土に触れて、井戸の水で手を洗って冷たさを感じる。
ささやかではありますが、「生きている」という実感を味わうのもいいのではないかと思いました。

#たまプラーザ #学童保育型学習塾 #国語 #算数 #小学生 #プログラミング
#STEM教育 #課題解決型学習 #PBL #社会性と感情の学習 #SEL #放課後
#学力向上 #未来創造アカデミー #体験学習 #農園 #畑

子どもたちの力を結集して、モノづくりに挑戦!

子どもたちに、「世の中のことについて関心を持ってもらいたい」との想いから、
全国小中学生”紙リサイクル”コンテスト2020に参加することにしました。
紙サイクルについて、楽しんで学んで、
「これだ!」というポスター作りにチャレンジしてもらいたい。
最後まであきらめず、ポスターをつくりあげてもらいたい。

11月20日(金)から開始したプロジェクト(参考記事)も3週目、いよいよクライマックスが近づいてきました。

果たして、3人で力を合わせてポスターが完成できるのか?
私たちコーチ陣も、はらはら、どきどきで3日目をスタートさせました。

子どもたちのイメージを引き出すために、先週までの振り返りを念入りに行います。
子どもたちは、紙リサイクルについてしっかりと理解しています。うれしいですね。
子どもたちの語彙力も課題解決型学習で確実に育むことができていると感じます。





アカデミーの近くの紙資源回収場所の画像に「この近くだ!」と反応してくれます。
紙リサイクルの流れも、身近な光景をみると現実みが帯びてきます。
「子どもたちに役立つことはないか?」とアンテナ張って歩いている私、なかなかナイスです(と、自画自賛!すみません)。




「牛乳パックをクリスマスカードをつくる」は、実は、アカデミーが紙リサイクル工場だった!?
クリスマスカードに生まれ変わりました!

タオルの模様のカードをみて、Tくんが一言「雑巾じゃない?」に苦笑い!
どんまいです。




見た人が、「おー!」と感動してくれて、注目してくれるインパクトのあるポスターをつくりたい。
先週の子どもたちの作戦会議で、クリスマスカードにちなんで絵が飛び出すポスターをつくろうということになりました。
まさしく、点と点が結びついて新たな着想が生まれました。




しかし、先週、子どもたちが考えたポスターメッセージはどうも平凡です。
「リサイクルを頑張ろう」
「紙を大切にしよう」
「ちょうしにのってはいけません」(個人的には好きです。)

といくことで、竹コーチが子どもたちの考え、想いを引き出すことから始めました。
子どもたちが、口にしたことをホワイトボードに書き留めて可視化します。
書き留めることで、自分が言ったことを受け入れられたと感じることができて、積極的に考えを述べてくれるようになります。
自信を持つことで、積極的な行動するようになるを実感しました。

ポスターのメッセージが、どうも伝わらない!
だれかに「あーしろ!これやれ!」と言われても腹に落ちない。むしろ反発感が芽生えてしまう。



ポスター作成者の「こうして的なメッセージ」から抜け出すために、
「みんなが、牛乳パックになったと思って、牛乳パックの気持ちを言ってみて」と問いかけしてみると、出てくる出てくる。
「リサイクルしてくれー」、
「あたらしいものにかわらせてくれー」、
「ぼくをすてないでくれー」、この方が伝わるのでは・・・。
牛乳パックの気持ちに共感する、「デザイン思考」の考え方を学ぶことができました。

みんなでプログラミング的思考で作業の分解、組み立て(手順策定)、役割分担を考えてから作業に取り掛かりました。
子どもたちが作業に集中している姿を見るのはうれしい、元気をもらえます。
感謝!

12月11日(金)が応募締め切り、3人が集まる10日に最終仕上げをしたいと思います。

#たまプラーザ #学童保育型学習塾 #国語 #算数 #小学生 #プログラミング
#STEM教育 #課題解決型学習 #PBL #社会性と感情の学習 #SEL #放課後
#学力向上 #未来創造アカデミー #紙リサイクルコンテスト #体験学習

パソコン組み立てに挑戦!

 パソコンを自分の手で組み立てて、仕組みを理解する、
「えー、この部品はこういう役割なんだ」と子どもたちの声が聞こえてきます。

「パソコンの構造はこうなっていて、この部品はこういう役割を担っている。理解しましたか?」と、教壇のうえから一方的に教えられても、「そうなんだ!?」で終わってしまうことは、私たちの経験から学んでいます。

自分の手を動かし、五感をフル活用してワクワク体験したことは、記憶に残ります。

興味関心を持ってなにかに取り組んでいるときの、子どもたちの集中力はすさまじい!

見ているだけでも、楽しい!

パソコンは、技術、自然科学の原理、数学を駆使した工学設計、デザイン等の学際的な分野を統合して作られています。

まさしく、STEAM教育にマッチした体験ができたと思います。

さらに学びを深めるため、「バッテリー」、「スピーカー」などパーツの構造や仕組み、「なぜ音が聞こえるのか?」などをテーマにして探求心が膨らむ課題解決型学習を展開できればと考えています。

これからの時代は、パソコンはなくてはならない道具です。パソコンに遊ばれてはいけない。パソコンを身近に感じて道具として使いこなす学びの場をつくりたい。

そのために、「目的(例:こういうものをつくったら、便利になる)」を発見して、パソコンを使って実現することだと考えています。

#たまプラーザ #学童保育型学習塾 #国語 #算数 #小学生 #プログラミング
#STEM教育 #課題解決型学習 #PBL #社会性と感情の学習 #SEL #放課後
#学力向上 #未来創造アカデミー #体験学習 #Kano PC

プログラミング的思考 VS  直感力

文部科学省は、プログラミング的思考を
「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組み合わせが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組み合わせをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力」と述べています。

プログラミング的思考はなぜ必要なのか?
物事には全て「目的」と、目的にたどり着くまでの「過程」が存在します。
そのことに意識して行動できるかどうかは、社会を生き抜くうえで非常に大切なポイントだとされています。

自分自身を振り返ってみると、「プログラミング的思考」を意識して学んだことはありません。
しかし、何をするにしても手順を考えて(意識しているかいないかは問わず)行動しています。行動するにあたって、小さな動き、部品に分解し、統合することもできます。
最適な行動するために最適な事象を取り出すこと(抽象化)ができます。
パターン化(一般化)してものを見ることもできます。
どちらがいいか選択、判断しながら行動しています。必要に応じて、ある行動、工程を繰り返すこともあります。

学校での学び、読書、仲間との会話も含めたあらゆる「体験(成功体験、失敗体験)」を通じて「プログラミング的思考」なるものを身につけてきたのではないかと確信しています。

私たちのアカデミーでは、子どもたちにいろいろな体験の場をつくりたいと考えています。
「牛乳パックでクリスマスカードをつくろう(参考記事)」でも、プログラミング的思考を養うことができます。

子どもたちは、ロボットを組み立て、プログラムを組んで動かすことに夢中になります。

その様子を観察していると、直感的に部品(プログラム)をつないでロボットに動きを指示している。でも、ロボットは思い通りの動きをしてくれない。また、直感で部品をつなげる。

試行錯誤を繰り返すと、ロボットは思い通りの動きをしてくれるようなる。
「やった、できた!」

果たして、これでプログラミング的思考を養うことに役に立っているのでしょうか?

私たちは、次のプロセスを踏めば、プログラム的思考を育むことができると考えています。
①目的を明確にする…ロボットをどのように動かすか
②できたロジックを俯瞰して見て、考える…振り返り

社会を生き抜くためには、「直感力」は大切です。
でも、直感力だけでは、ひもが切れた凧のようになってしまう?

アカデミーでは、「直感を論理でつなぐ力」を育むことができる、そのような学びの場を今後も作っていきたいと考えています。

#たまプラーザ #学童保育型学習塾 #国語 #算数 #小学生 #プログラミング
#STEM教育 #課題解決型学習 #PBL #社会性と感情の学習 #SEL #放課後
#学力向上 #未来創造アカデミー #紙リサイクルコンテスト #体験学習 #直感力

失敗から学ぶ!牛乳パックでクリスマスカードをつくろう体験

 リベンジしました!
「牛乳パックでクリスマスカードをつくろう(大失敗!でも気を取りなおして)」、

クリスマスカードは、うまく作れるのか? 内心どきどき、プレシャーを感じていました。

「子どもたちと失敗しながら挑戦していこう!」と腹に決めて、初めての紙すきに臨みました。

まずは、手順の確認です。
「手順を考える」、これもプログラミング思考の学びです。







①3日間、水に浸していた牛乳パックのラミネートをはがす
②牛乳パックを水につけながら、小さくちぎる
③容器に水を3分の2入れて、小さくちぎったパックを入れて、どろっとするまでミキサーにかける
④できたパルプをタオルでこして、絞る
⑤パルプで直径3㎝ほどの団子をつくる
⑥団子を500mlのペットボトルに入れて、水を入れる
⑦洗濯糊を10㏄ほど入れて、よくシェイクする
➇鍋に水をいれて紙すき枠に、ペットボトルのパルプを流し込む
⑨厚みが均一になるようにゆっくりと紙すき枠をゆらす
⑩タオルの上で、紙すき枠から、網を取り出し、紙をゆっくりとはがす
⑪タオルと新聞紙を当てて、まな板を載せて軽く押して水分を出す
⑫タオルの上から、アイロン(中温)をゆっくり軽くかけて、乾かす、あとは自然乾燥
(無事に手順を書くことができました。我ながら上出来!)

「まずはだれがやる?」

Kくんが、率先して手をあげてくれました。
でも、ちょっとパルプの量が少なかったのか、紙厚が薄くてうまく紙すき枠からはがすことができませんでした。くやしい!

失敗から学ぶ、
「もう少し、パルプを増やした方がいいね」
そのあとは、2回、3回と回を重ねるごとにいい感じのクリスマスカードが出来上がりました。

Kくんは、「やけどするから、やだ」という仲間をよそに、アイロンかけにチャレンジしてくれました。
安全な使い方を理解すれば、アイロンも我々に役に立つ大切な道具、体験から学ぶ醍醐味です。

Kくんのチャレンジする姿に、勇気をもらいました。感謝!

#たまプラーザ #学童保育型学習塾 #国語 #算数 #小学生 #プログラミング
#STEM教育 #課題解決型学習 #PBL #社会性と感情の学習 #SEL #放課後
#学力向上 #未来創造アカデミー #紙リサイクルコンテスト #体験学習

エコハウスをつくってプログラミング的思考を養う

 体験会「脱炭素、エコハウスをつくろう」に3組の兄妹、姉妹が参加してくれました。まずは、素敵な時間をシェアできたことに感謝です。 タイトルは、「エコハウスをつくってプログラミング的思考を養う」としましたが、微妙に違っています。 段ボールでエコハウスを作っている子どもたちを観察して...