この友人とは、小学生のときからフロー状態になって遊んだ間柄、いろいろな遊びを教えてもらった。
天外伺朗さんが『「生きる力」の強い子を育てる』で「子ども時代に、たっぷり「フロー」体験を積んだかどうかで、その人の一生は大きく変わる。」と述べている。
あの頃の体験が、自分の人生に良い影響を及ぼしているといっても過言ではない。
その友人が「歴史」を探求していることは知っていた。
「歴史年表、本日朝とうとう2000ページを超えた」と投稿される。
この内容の濃さで、2000ページ! 歴史が好きで、楽しくないと続かないですよね。
「子供たちにとってワクワクする学びの場とは?」が頭から離れない私、メッセージを送ってみた。
私:「子供たちに歴史をベースに課題解決型の学習(PBL)をしてみたいのですが、いいアイデアないですか?」
友人:「ご当地ネタ(高知県)だったら、坂本龍馬が暗殺されていなかったら、明治維新はどうなっていた? あるいは、瀬戸内海における海賊の役割は? (中略)
自分としては興味あるけど、子どもには難しいか・・・」
と返信をくれる。
例えば、子供たちに次の課題を出したらどんなことが起きるか?
「坂本龍馬が暗殺されていなければ、どんな国になっていたか? 演劇でもいい、音楽や絵で表現してもいい。モニュメントをつくってもいい。チームでデザインして発表しよう」
坂本龍馬のことを知りたくて「竜馬がゆく」を読みたいという子がいるかもしれない。
明治維新に興味をもって調べる子もいるかもしれない。
亀山社中に関心をもって貿易に目を向ける子、海運、船舶に興味を持つ、造船技術に関心をもって船を造りたいという子も現れるかもしれない。
子どもの関心が広がっていく。想像するだけでワクワクする。
各自が深く学んだことをコラボしてデザインした国は、全く想像がつかない。
だから、楽しみ。
さらに、
「坂本龍馬、そしてみんながデザインした国のことをどこかの国の人に教えてみよう。
どの国がいい?」と問いかけてみると、
世界に関心をもって、スワヒリ語を必死に学ぶ子が現れるかもしれない。
あらゆる事象がテーマになると気づかせてくれた親友に感謝するとともに、いろいろな知見をもった人たちと連携してPBLを子どもたちに届けていければ嬉しい。
(PBLに関する参考記事→2020年4月16日記事 )
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