算数を使いながら、お金について学んでみる

 どうして小学校で算数を勉強しているの?
学ぶ目的を知って、算数の楽しさを感じ、学ぶことが好きになってもらいたい。

生きていくうえでお金はいつもそばにいる存在、いい人生を送るためにお金と良好な関係を築いてもらいたい。

この2つの想いを統合した「算数を使いながらお金について学ぶ場」をリーコーチが企画しました。とても素敵な学びの場となりました。

折り紙でお財布を作ることからスタート、色、形も三者三様、観ているだけでも楽しいです。

「お金ってなに?」とディスカッションした後、
日本経済新聞電子版「親子でまなぶ!お金の授業」に収録されている動画「お金の教室前編(金融庁)」でお金の歴史と種類について学びました。
「なるほど、お金がないときは、物々交換していたのか」

「今のお金ができる前に、お金の代わりをしていたものは、米、塩、貝、布のどれ?」
アカデミーの子どもたちは、自信を持って「米」と言ってましたが、「すべて」が正解、
「へー!」、でも「米」をお金がわりに使っていたこと知っていたことに驚きました。
そういえば、購入、買う、貨幣、財物、貸すなど「貝」がつくお金に関係する漢字、多いですね。「なるほど!」

子どもたちに、買い物の資金1,000円を渡し、ちゃんとあるか確認してもらいました。
同じ金種を集めて数え始めます。
これもプログラミング的思考、この思考力をすでに手に入れています。

「100円玉が、6枚全部でいくら?」
「50円玉は、6枚」
お金の単位に戸惑う子どももいましたが、繰り返し数えることで、じきに体得すると思います。次週も、お金の数えかたを復習したいと思います。

サイコロを振ってもらって出目大きい順から、アカデミーお菓子屋さん(店長:リーコーチ)で買い物をしてもらいました。「わー、それ欲しかったのに」なんて声が上がります。
買い物が終わった後、お小遣い帳に記帳します。

「2月8日 お小遣い 1,000円をもらう 収入 1,000円、残高 1,000円」
「2月8日 53円のお菓子を買う 支出 53円、残高の計算式は?」
「財布の中のお金は、残高どおりある? 確認してみよう!」

足し算、引き算を使って、お小遣い帳に書き入れていきます。
計算は得意でもそれをどうやって使えばいいか戸惑う子どもたち、でも体験を重ねていけば「あの頃の戸惑いはなんだった?」に確実に変化(=成長)していくと実感しました。

「算数きらい!」という子どももいます。
身近な生活から算数を使って、算数を学ぶ目的を知り、成功体験を積み上げて算数を学ぶ楽しさを感んじてくれればうれしい、その想いに近づくことができた、
そんな素敵な学な場でした。

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