「大学は主体的に学ぶところ」、と学生にいうことがありますが、ほとんどの学生は主体的という言葉は使っても、その意味を深く理解せずに大学にきていることに気づきました。
そこで、初めての授業で「主体的とはなにか」をディスカッションして主体的に学ぶことの意味を自分の腹に落してから大学生活をスタートさせていました。
ところがです、
小中学校の新学習指導要領をみていたら、
「知識の指導等の質を高め・能力を育む主体的・対話的で深い学び」を実現するとあります。「小学生に主体的な学びを求めている!」、正直、驚きました。
子どもたちが、教員が、保護者が「主体的」の意味するところを理解していれば、学校は、明るい未来につながる教育の場になると確信しました(改訂前の指導要領にもありますが)。
そこで、改めて、みなさんに問います。
「主体的」とは?
ステップ1:主体的の対義語から考えてみよう
ステップ2:アドラー心理学の主体論「人間は、人生を描く画家である」から考えてみよう
ステップ3:主体的と自主的の違いから考えてみよう
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「主体的」が意味するところをイメージできましたでしょうか。
主体的の対義語である「客体的」、「受動的」から、主体的は、自分の意志が働き、能動的に行動することであると読み取れます。
アドラーがいう「人間は、人生を描く画家である」から、自らの人生を切り拓いていくことの大切さを教えられます。
そして、「他からの指図や干渉によらず、なすべきことを自分の意思に基づいて行うさま(デジタル大辞泉)」という意味を持つ「自主的」と何が違うのか?
「自主的に生きる」と言わない。
私は、
「自主的」は、目標が他者からすでに示されていて、その目標に向かって自分の意思で行動すること。
一方、「主体的」は、ボヤっとしている目的を自分自身で明確にして、その目的に向かって自らの責任と意思で行動していくことだと、理解しています。
子どもたちが、生きていくうえでの羅針盤(目的)を発見し、そこに向けて学び、チャレンジしている、
子供たちが人生の主人公として社会の一員として力強く生きていき、関わる人に良い影響力をおよぼしている未来の姿(目的)を想像し、
子供たちにとって最善の学びの場を追い求めている教員がいる、
そんな教育の場を想像するだけでワクワクするのは私だけでしょうか。
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